退職したら、しばらくのんびりできる。
そう思っていましたが、現実は違いました。
退職の翌日、病院の受付でマイナンバー端末にドキドキし、
帰宅後はAI(ChatGPTです)に相談しながら郵便局へ急ぎました。
数日後には約60万円を振り込んでいました。
「退職後の手続き、何から始めたらいいの?」と不安な方へ、
最初の10日間をそのまま書いておきます。
4月1日|心療内科で傷病手当金申請書の記入を断られた
3月末で退職した翌日、傷病手当金申請書へ医師に記入してもらう目的で心療内科に向かいました。
まず受付でひっかかりました。
マイナンバー資格確認端末は問題なく通ったものの、
受付の方に「今日はどうされましたか?健康保険の情報が見えないのですが・・・」と言われ、
保険証を探してみたが、会社に返却済みでもちろんない。
一旦考えてみる。えーっとなんだっけ・・・
保険証じゃなくて・・・あ、そうだ、保険は任意継続の申請をしているんだった。
「あ、すみません昨日退職して、今、健保に任意継続申請中なんです」
そう伝えると、無事に通過できました。

事前に調べていて知っていたことなのに、急に聞かれると焦っちゃいます。
「任意継続申請中です」のひと言で通れるとわかって、少し安心しました。
診察室に呼ばれ、医師へ「4月1日から4月30日分の傷病手当金申請書に、記入をお願いできますか?」と伝えて、申請書を渡す。
すると医師から一言。
「これは今は書けませんよ」
え?えーー・・・(激しく動揺しました)
4月分の申請書は、4月が終わってからでないと書けない——そういうことらしいです。冷静に考えれば当たり前なのですが、頭が回っていませんでした。
気を取り直して、就労不能で退職日まで休んだ3月20日から3月31日分として申請書に記入してもらい、その日は帰宅しました。
ちなみに休みの期間は「欠勤」ではなく「有給休暇」扱いでした。
その夜、AIに相談して気づいたこと
もともと休んだ期間が欠勤扱いであれば気にしていなかったのですが、
わたしの場合は、欠勤ではなく有給休暇として扱われていたため、
3/20〜3/31の申請は全く意識してませんでした。
有給休暇の場合は傷病手当金も給付されない認識でしたので、申請は4月1日からの1か月単位で進めようと思ってました。もちろん事前にAIにも何度も確認してみましたがそれで問題ないとの判断でした。
帰宅してAIに医師からの話を要約して壁打ちすると思いがけないことを教えてもらいました。
退職後の傷病手当金申請において、最初の申請書は「就労不能のまま退職した」という証明になります。
たとえ支給額がゼロでも、この申請書を送ることで、退職後も傷病手当金を受け取れる状態だったことを記録として残せます。送らないままにすると、あとあと証明が難しくなる可能性があるとのことでした。

支給がなくても送る意味があるんです。最初の申請書が「退職時の状態の証明書」になるんですね。これは知らないと損する大事な情報ですよ。
話を聞いて、その日のうちに郵便局へ走りました。レターパックで会社に郵送して、ようやく一息つきました。
退職後の初日からこんなに動くとは思っていませんでした。
ここだけ押さえてほしいこと
- 退職月をまたぐ申請書(今回は3/20〜3/31分)は、支給がなくても必ず送ること
- 4月分の申請書は、4月が終わってからでないと医師に記入してもらえません
- 最初の申請書は「証明書」として機能します——知っているかどうかで大きく変わります
傷病手当金の仕組み・申請の流れ全体については、こちらの記事でまとめています。
→ 傷病手当金|退職後の申請から受給まで全まとめ
4月3日|任意継続の請求書が届く
退職から一週間も経たないうちに、健康保険組合から封筒が届きました。
開けると「任意継続被保険者 保険料納付書兼領収書」。
4月13日までに振り込んでください。金額:56,500円。

5万円超えの請求書が、退職後すぐに届くんです。在職中は会社が半分払ってくれていたんだな、と改めて実感しました。自分で全額払うとなると、額がまったく違って見えます。
即ネットバンキングで振り込みました。
同時に、任意継続保険料の一括支払いを希望する旨を健保に連絡しました。一括だと金額が少し安くなるし、毎月の手続きを減らしたい、まとめて片付けたい——そんな判断でした。後日、一括分の請求書が届く予定とのことでした。
⚠️ 知っておいてほしい:支払いを1日でも遅らすと資格喪失
任意継続の保険料には、厳格な期日があります。
期日を1日でも過ぎると、督促なし・猶予なしで即資格喪失になります。
普通の請求書と違い、「遅れたから連絡します」は来ません。気づいたときにはもう手遅れ、という状況になりかねません。
しかも一度資格を喪失すると、任意継続に再加入することはできません。国保への切り替えしか選択肢がなくなります。傷病手当金を受給中であれば、影響は特に深刻です。

カレンダーアプリに期日を必ず登録してください。3日前にもアラームを設定しておくと安心ですよ。「うっかり忘れ」が一番怖い落とし穴です。
4月8日|任意継続保険料を約60万円一括で振り込んだ
一括払いの請求書が届きました。
5月分から翌年3月分まで、11ヶ月分の一括払いです。
金額:約60万円。

請求書を見て、しばらく動けませんでした。60万円……。退職してすぐにこんな金額を振り込む日が来るとは、正直思っていませんでした。
ただ、振り込む前にもう一度だけ確認しました。
「国保と任意継続、本当にどちらが安いのか」
AIで計算し直してみると、国保の方が高額になることが改めてわかりました。任意継続の選択は間違っていませんでした。

任意継続が高く感じるのは、在職中に会社が払っていた半分も自分で払うから。でも国保はそれ以上になるケースが多いんです。事前に比較してから決めたのは正解でしたよ。
「高いけど、仕方ない」——そう自分に言い聞かせて、振り込みを完了させました。
ちなみに月払いなら56,500円×11か月=621,500円のところ、一括払いで609,464円。差額12,036円の割引でした。金額の差は小さいですが、毎月振り込みを気にしなくていい安心感の方が、わたしには大きかったです。
任意継続にする前に必ず確認してほしいこと
任意継続か国保かの選択は、退職後20日以内に決めなければなりません。一度選んだら2年間は変更できません。
必ず事前に次の2点を比較してください。
- お住まいの市区町村の国保試算(市のウェブサイトや窓口で確認できます)
- 任意継続の保険料(健保組合に問い合わせ)
「なんとなく任意継続」では、高い方を選んでしまう可能性があります。面倒でも、必ず比べてから決めてください。
退職後の固定費の全体像が気になる方は、こちらも参考にしてください。
→ 50代の固定費見直しで月9万円削減|全公開
退職後10日間でかかったお金まとめ
| 日付 | 内容 | 金額(目安) |
|---|---|---|
| 4月3日 | 任意継続保険料(4月分) | 56,500円 |
| 4月8日 | 任意継続保険料(5月〜翌3月分・一括) | 609,464円 |
※金額は年収や加入していた健康保険組合によって大きく異なります。あくまで私のケースとして参考にしてください。
退職直後のこのタイミングで、60万円を超える出費が集中します。在職中にある程度の手元資金を確保しておかなかったら、と思うとゾッとしました。
10日間やってみてわかったこと3つ
① 手続きは退職前に把握しておくべきでした
「退職後に調べればいい」では遅いです。特に傷病手当金・任意継続・マイナンバーの保険証切り替えは、退職前から流れを把握しておくと動きやすいです。
② 傷病手当金の最初の申請書は「証明書」だと思うこと
支給額がゼロでも、最初の申請書を送ることに意味があります。退職後も受給資格があることを証明するための大切な書類です。捨てずに、必ず送ってください。
③ 任意継続の支払いは期日が命綱
1日でも遅れたら、督促もなく即資格喪失です。カレンダーとアラームを使って、絶対に漏らさないようにしてください。
まとめ
退職後10日間のリアルを書きました。
のんびりするつもりが、初日から病院へ走り、AIに相談して郵便局へ急ぎ、数日後には約60万円を振り込んでいました。
「退職って、思ったより忙しいんだな」というのが正直な感想です。
でも、一つひとつ順番に対応すれば乗り越えられます。事前に流れを知っているかどうかで、動きやすさはかなり変わります。
この記事が、これから退職を考えている方の参考になれば嬉しいです。
退職から10日間のあと、1ヶ月経った時点で何が変わったのかも別記事でまとめています。お金・体調・時間・手続きの4つで振り返りました。

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