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50代で高配当株を始めた理由|不安だったから“毎月入る仕組み”がほしかった

不安を感じながらも前向きに考える50代男性と、応援する小鳥のイラスト。高配当株で毎月の収入を得たいという気持ちを表現 お金の立て直し(投資)
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高配当株を始めた理由を聞かれたら、「不安だったから」としか答えられません。

値上がり益がほしかったわけじゃない。FIREを目指していたわけでもない。

パニック障害で体を壊して、「このまま働けなくなったら、どうなるんだろう」と思った時、毎月どこかからお金が入ってくる仕組みが、ただほしかった。

この記事では、50代でパニック障害を経験し、退職を意識し始めた私が、なぜ高配当株にたどり着いたのか。初めての配当金をもらった時に何を感じたのか。そして退職後の今、どうやって向き合っているのかを、正直に書いていきます。

投資のテクニックや銘柄選びの話ではありません。「不安だった人間が、不安のまま始めた投資の話」です。

不安おじさん
不安おじさん
投資のきっかけ? かっこいい話じゃないです。ただ怖かっただけです。
ワクワク小鳥
ワクワク小鳥
でも、その”怖さ”が動くきっかけになったんですよね。

パニック障害になって「お金の不安」が一気に押し寄せた

通勤電車の中で、突然息ができなくなりました。

心臓がバクバクして、視界がぼやけて、「このまま倒れるかもしれない」と本気で思いました。パニック障害の最初の発作でした。

その日から、通勤が怖くなりました。満員電車に乗るたびに「また発作が来るんじゃないか」と体がこわばる。仕事中も、ふとした瞬間に動悸がする。

体調が戻らない日が続くうぁ�「お金の不安」が一気に押し寄せた

通勤電車の中で、突然息ができなくなりました。

心臓がバクバクして、視界がぼやけて、「このまま倒れるかもしれない」と本気で思いました。パニック障害の最初の発作でした。

その日から、通勤が怖くなりました。満員電車に乗るたびに「また発作が来るんじゃないか」と体がこわばる。仕事中も、ふとした瞬間に動悸がする。

体調が戻らない日が続くうちに、頭の中にずっと浮かんでいたのは、「この体で、あとどれくらい働けるんだろう」ということでした。

管理職として毎日会社に行っていた頃は、給料が止まるなんて想像もしていませんでした。でも体が動かなくなると、一気に現実が変わります。

傷病手当金という制度があることは、自分で調べて知りました。それでも不安は消えなかった。「手当が終わったら、どうなる?」「貯金で何年持つ?」「再就職なんてできるのか?」

不安が不安を呼ぶような毎日でした。

お金のことが頭から離れない。でも、体は思うように動かない。そのギャップが、いちばんつらかったかもしれません。

不安おじさん
不安おじさん
体が動かなくなって初めて、”収入が止まる”ことの怖さを知りました。
ワクワク小鳥
ワクワク小鳥
そこから”仕組み”を考え始めたんですね。

高配当株にたどり着いた理由|「毎月入る」が唯一の安心材料だった

インデックス投資だけでは「毎月の安心」が得られなかった

お金の不安を何とかしたくて、最初に手を出したのはインデックス投資でした。

新NISAでeMAXIS Slimを積み立てて、長期で資産を増やす。本やYouTubeで勉強して、「これが正解だ」と思っていました。

そんな違和感の言語化を助けてくれた1冊がこちらです。

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でも、しばらく続けるうちに気づいたことがあります。

含み益は増えていく。画面上の数字は右肩上がり。でも、それは「使えないお金」でした。

売らないと現金にならない。売ったら、元に戻せない。

体調を崩して「来月の生活費が心配」という状況の中で、含み益を眺めても安心はできなかったんです。

私が本当にほしかったのは、「画面の数字が増えること」ではなくて、「毎月、口座にお金が入ってくること」だったんだと思います。

※インデックス投資だけでは足りないと感じた経緯は、別の記事で詳しく書いています。

「配当金が入ってくる」という事実がほしかった

そこから高配当株に目が向きました。

利回りが何%とか、セクター分散がどうとか、正直そこまで考えていませんでした。

ただ、「何もしなくても、お金が入ってくる」という仕組みがほしかった。

金額の大小よりも、「止まっていない」という感覚。給料が止まるかもしれない恐怖の中で、たとえ少額でも「入ってくるものがある」という事実が、唯一の安心材料でした。

退職前、まだ会社に在籍しているうちから、少しずつ高配当株を買い始めました。当時の自分にとっては、「不安に対して何かをしている」という行動そのものが、心の支えだったんだと思います。

不安おじさん
不安おじさん
値上がりとか利回りとか、正直そこまで考えてなかった。”入ってくる”だけで安心できたんです。

初めての配当金は「え、これだけ?」だった

初めて証券口座に配当金が入った日のことは、今でも覚えています。2025年の5月でした。

口座を開いて確認した時の金額は、1,016円と957円。合わせて約2,000円。

正直な感想は、「え、これだけ?」でした。

YouTubeやブログで「配当金で月○万円」「年間配当○○万円」という数字を見ていた分、自分の口座に入った金額を見て、現実を突きつけられた気がしました。

「配当金生活なんて、遠すぎる」

そう思いました。

でも、数日経って気づいたんです。

あのお金は、私が何もしなくても入ってきたものだった、ということに。

会社に行かなくても、体調が悪くても、寝ていても、口座にお金が入っていた。

それは、貯金を崩して生活費に充てるのとは、まったく違う感覚でした。

貯金は減っていく一方です。使うたびに残高が減る。それを見るたびに不安になる。

でも配当金は、少額でも「入ってくるお金」です。減るのではなく、増える方向のお金。

金額は小さかった。でも、「止まらない収入がある」という事実は、想像以上に大きな安心感をくれました。

あの時の「これだけ?」という気持ちと、「でも入ってきた」という気持ち。両方ともが、今の自分の投資を支えている原点だと思います。

ワクワク小鳥
ワクワク小鳥
最初の配当金、いくらだったか覚えてますか?
不安おじさん
不安おじさん
……正直、少なすぎて笑いました。でも、あの”入ってきた”という事実が大きかった。

退職後の今、余剰資金ができたらやっていること

余剰資金ができたら、保有バランスを見ながら追加投資している

退職した今も、高配当株への投資は続けています。

とはいえ、毎日のように買っているわけではありません。

まずは生活費をしっかり確保する。その上で余剰資金ができたタイミングで、高配当株に回す。それが自分のルールです。

追加投資をする時には、保有している銘柄やセクターの比率を確認します。「この業種に偏りすぎていないか」「配当利回りが下がっている銘柄はないか」。そうやってバランスを見ながら、どの銘柄に追加するかを決めて、指値で注文を入れる。

派手な売買ではありません。「余裕のある時だけ、考えて買う」。それだけです。

でも、この「自分のペースで投資と向き合える」という感覚が、退職後の不安を少しずつ和らげてくれている気がします。

会社員の時は、給料日に自動で積み立てるだけでした。今は自分で考えて、自分で判断して、自分で買う。その一連の行動が、「自分の生活を自分でコントロールしている」という感覚につながっているのかもしれません。

ChatGPTに壁打ちして「分散しすぎ」に気づいた

実は、高配当株を始めた最初の頃は、かなり手当たり次第に買っていました。

「あの銘柄も利回りが高い」「この銘柄もいいらしい」。気づけば、単元未満株で90銘柄以上に分散していました。

1銘柄あたりの投資額は小さい。配当金もバラバラ。管理が追いつかない。「分散投資」のつもりが、ただ「散らかっているだけ」だったんです。

転機になったのは、ChatGPTに保有銘柄のリストを見せて相談したことでした。自分の目的を言語化してみたら、「配当金の総額を増やすこと」だとはっきりした。そこから90銘柄を24銘柄に整理して、特定の銘柄に集中する方針へ転換しました。

この経験があるから、今も追加投資をする時には必ず「保有比率を確認してから買う」という習慣ができています。

※90銘柄→24銘柄に絞ったプロセスや、ChatGPTとどうやって壁打ちしたかの詳細は、別の記事にまとめています。

株価が下がっても「配当が入る」から持ち続けられる

高配当株を持っていると、当然、株価が下がる日もあります。

2024年の夏に相場が大きく動いた時は、さすがにドキッとしました。評価額がガクッと下がって、「売ったほうがいいのかな」と一瞬思いました。

でも、その時に自分を支えてくれたのが、「配当は変わらず入ってくる」という事実でした。

株価は上がったり下がったりする。でも、配当金は企業が減配しない限り、決まった時期に口座に入ってくる。

その「入ってくる」という安心感があるから、値動きに一喜一憂しなくなりました。

もちろん、減配リスクはゼロではありません。でも、「株価が下がった=損した」ではなくて、「株価が下がった=同じ配当利回りの株が安く買える」と考えられるようになったのは、自分にとって大きな変化でした。

不安おじさん
不安おじさん
余裕ができたら、保有バランスを見ながら指値で買い足す。それくらいのペースが自分に合ってます。
ワクワク小鳥
ワクワク小鳥
無理せず続けられるのが、長く向き合える秘訣かもしれませんね。

高配当株は「不安への小さなお守り」だと思う

高配当株を始めたことで、不安がなくなったかというと、そんなことはありません。

退職後のお金の心配は、正直、今もあります。「この生活をいつまで続けられるのか」「想定外の出費があったらどうしよう」。そういう不安は、たぶんなくならない。

でも、「毎月、配当金が入ってくる仕組みがある」という事実は、確実に自分を支えてくれています。

大きな金額ではありません。配当金だけで生活できるわけでもない。

でも、お守りって、そういうものだと思うんです。

持っているだけで、少しだけ安心する。「何もない」のと「小さくても何かある」のでは、気持ちがまったく違う。

高配当株は、自分にとって「不安への小さなお守り」です。

不安おじさん
不安おじさん
お守りって、持ってるだけで少し安心するじゃないですか。配当株は、自分にとってそういう存在です。

まとめ|高配当株は「不安な人ほど向いている」と思う理由

値上い益を狙う投資と、配当金で安心感を得る投資は、目的が違います。

私は後者でした。「増やしたい」よりも、「入ってくる安心がほしい」。その気持ちが、高配当株にたどり着いた理由のすべてです。

不安を抱えたまま動くのは、怖いです。でも、不安が消えるのを待っていたら、いつまでも動けない。

高配当株は、不安を消してくれるものではありません。でも、不安を抱えたままでも「小さく動ける」手段の一つだと、自分の経験から思っています。

もし今、お金の不安を感じている方がいたら。まずは少額から、「入ってくる仕組み」を作ってみてください。金額は小さくていい。その「入ってきた」という事実が、きっと少しだけ支えになります。

ワクワク小鳥
ワクワク小鳥
不安から始めた投資が、今は日常になってるんですね。

この記事で紹介した内容の詳細は、以下の記事でまとめています。

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