退職を意識しはじめたのは、50代になってしばらく経ってからのことでした。
「このまま定年までもつかな…」
「精神的にもしんどくなってきたな…」
そんな気持ちが日に日に大きくなっていく毎日。
答えは誰も持っていないし、同僚にも家族にも聞きづらい。
そんなときに私が頼ったのが、本でした。
このページでは、退職を意識しはじめてから今日まで、私が実際に書棚に並べて読んできた投資本10冊をご紹介します。
「50代で退職を考えているけれど、お金のことがよくわからない」
「新NISAを始めたいけれど、何から学べばいいのか迷っている」
そんな方の最初の一歩として、お役に立てれば嬉しいです。

本なんて読む時間あるかなぁ…YouTubeじゃダメなの?

YouTubeも便利ですけど、本は体系立てて頭に残るんですよ。しかも手元に残るから、何度でも読み返せます。
紹介する10冊は、私自身が読んだ順番ではなく、これから学ぶ方にとってわかりやすいように、3つの段階に分けて並べました。
- 【STEP1】最初の1冊:お金の基礎を地ならしする3冊
- 【STEP2】実践:新NISA・配当・インデックス投資の4冊
- 【STEP3】マインド:退職後の生き方とお金の使い方の3冊
興味のあるパートから読んでいただいても大丈夫です。

10冊か…多くない?全部読まなきゃダメ?

全部読む必要はないですよ。最初の1冊だけでも十分、景色が変わります。
【STEP1】最初の1冊:お金の基礎を地ならしする3冊
投資の本を開く前に、まず「お金とは何か」「家計とは何か」という土台を作ってくれた3冊です。
どの本も特別な知識を必要とせず、お金のことが苦手な方でも読み切れる内容になっています。

いきなり投資の本だと怖いんだよね…

最初はお金の全体像を掴むところからでいいんです。ここを飛ばさないことが、あとで効いてきますよ。
1. お金の大学 改訂版(両@リベ大学長)
50代にもなってお金のこと、全然わかっていませんでした。
「お金に困らない人生を送るには、どうしたらいいんだろう」
そんな漠然とした不安を抱えていた私が出会ったのが、この一冊です。
この本では、お金にまつわる5つの力
「貯める・稼ぐ・増やす・守る・使う」
を鍛えることで、お金に困らない自由な人生を手にするための方法が、体系立てて書かれています。
私は家計管理も投資の基本も、この本で学びました。
今も退職後の生活設計の土台になっているのは、間違いなくこの本です。
実は私が最初に手に取ったのは、改訂版が出る前のもの。
今回あらためて改訂版にも目を通しましたが、内容がさらにアップデートされていて読みごたえがあります。
姉妹本の「漫画 お金の大冒険」もあわせて手元に置いています。

5つの力って、全部同時にやらなきゃダメなの?

いいえ、まずは『守る』と『貯める』から。固定費の見直しだけでも効果はすごいですよ。
こんな方におすすめ
- お金のことを体系的に学んだことがない方
- 家計管理の土台をしっかり作りたい方
- 投資を始める前に、その前提となる知識を整えたい方
📘 お金の大学 改訂版(両@リベ大学長)
2. ジェイソン流お金の増やし方(厚切りジェイソン)
きっかけは、兄からの一言でした。
「イーマクシススリムS&P500に投資するといいよ」
正直、何のことだかまったくわからず、ただ「投資の知識を得なきゃ」と思って本屋に駆け込みました。
そこで一番最初に手に取ったのが、この本です。
厚切りジェイソンさんの言う通りに、楽天証券の口座を開き、NISA口座を新規開設し、楽天VTIを購入する。
これが私のインデックス投資の始まりでした。
印象に残っているのは、ジェイソンさんの節約に対する姿勢です。
我慢を重ねるのではなく、自分が苦にならない範囲で楽しく続ける。
「投資の元手を増やすための節約」は、50代の私にも無理なく取り入れられる考え方でした。
こんな方におすすめ
- 投資の第一歩を踏み出したいけれど、何から買えばいいかわからない方
- 米国株インデックスへの入り口がほしい方
- 楽しく続けられる節約のヒントがほしい方
📘 ジェイソン流お金の増やし方(厚切りジェイソン)
3. 経済評論家の父から息子への手紙(山崎元)
著者の山崎元さんが、闘病中に息子さんへのメッセージとして書かれた一冊です。
読み終えたとき、私は投資よりももっと大切なことを学んだ気がしました。
本の中で山崎さんが息子さんに伝えるメッセージは、大きく3つ。
- 「いい人でいろ」——信用こそが最大の資産であり、運を引き寄せる
- 「仕事は人を幸せにするものだ」——その対価としてお金がある
- 「お金の心配はするな」——運用は全世界株式インデックスファンドだけでいい
どれも深く響きましたが、私が個人的に一番刺さったのは、息子さんへの「挨拶」に関するメッセージでした。
自分も人の親として、こういうことを子に示せたら——そう思わずにはいられませんでした。
投資の技術書ではありません。
でも、お金と人生の向き合い方を静かに教えてくれる本として、この10冊の中でも特別な1冊になっています。
こんな方におすすめ
- 投資だけでなく、お金と人生の向き合い方を考えたい方
- 人生の節目に、静かに語りかけてくれる一冊を求めている方
- 家族に残したいメッセージを考えたい方
📘 経済評論家の父から息子への手紙(山崎元)
この3冊を読み終えた頃には、お金に対する漠然とした不安が、少しずつ輪郭を持ち始めていました。
「お金の全体像はこう」「投資はこうやって始められる」「そして人生のお金はこう向き合えばいい」——そんな土台ができた感覚があります。
次の【STEP2】では、いよいよ実際の投資手法に踏み込んだ4冊を紹介します。
【STEP2】実践:新NISA・配当・インデックス投資の4冊
STEP1で土台ができたら、次は実際の投資手法に踏み込む段階です。
この4冊では「配当株」と「インデックス投資」という投資の二大アプローチを、両方の視点から学べます。
私自身はインデックス投資を中心にしていますが、配当株の世界を知ることで「お金が入ってくる仕組み」への理解が深まりました。
どちらか一方に偏らず、両方の考え方を知っておくことをおすすめします。

配当株とインデックス、結局どっちがいいの?

正解は人それぞれです。両方の本を読んでから、自分に合う方を選ぶのが一番後悔しませんよ。
4. 新NISAで始める!年間240万円の配当金が入ってくる究極の株式投資(配当太郎)
著者の配当太郎さんは、私がXでよくお見かけしていた方です。
「年間配当金240万円あれば、お金に困ることないんじゃないかな」
「どうやったらそんなふうになれるんだろう」
そんな素朴な興味から、この本を手に取りました。
読んでみると、配当金を継続的に手に入れるための考え方と、具体的な銘柄選定の方法が丁寧に書かれています。
年間240万円という数字は、正直、今の私にはまだ遠い目標です。
でも、コツコツ積み上げていけば決して夢ではない——そう思わせてくれた一冊でした。
インデックス投資一本だった私が、「配当という形でお金を受け取る」という視点を持てたのは、この本のおかげです。
こんな方におすすめ
- 新NISAで配当株投資を始めたい方
- インデックス投資だけでなく、配当というもう一つの選択肢を知りたい方
- 「お金が入ってくる仕組み」を自分で作ってみたい方
📘 新NISAで始める!年間240万円の配当金が入ってくる究極の株式投資(配当太郎)
5. 驚異のバク益高配当株(投資家バク)
配当株に興味を持ち始めた頃、次にぶつかった壁が「どの銘柄を買えばいいのか」という問題でした。
証券口座を開いても、目の前には何千という銘柄が並んでいます。
初心者にはどれも同じに見えて、途方に暮れたことを今でも覚えています。
そんなときに出会ったのが、投資家バクさんのこの本です。
銘柄選定の考え方と、具体的な銘柄の名前まで、迷っている人の背中を押してくれる構成になっていました。
もちろん「本に書いてある銘柄を鵜呑みにして買う」わけではありません。
でも、プロの目線で選ばれた候補を知ることで、自分で調べるときの「見るべきポイント」が見えてくるのです。
こんな方におすすめ
- 配当株に興味はあるけれど、どの銘柄を買えばいいか迷っている方
- 銘柄選定の考え方の型を知りたい方
- 具体的な銘柄例から学び始めたい方
📘 驚異のバク益高配当株(投資家バク)
6. インデックス投資一択で億り人(マサニー・漫画)
マサニーさんも、私がXでよく拝見していた方のお一人です。
どうやってインデックス投資だけで億り人になったんだろう——そんな興味から手に取りました。
漫画形式なので、疲れた日の夜でもスラスラ読めるのが嬉しいところです。
(活字の本ばかり読んでいると、たまに脳が止まることがあります)
読んで印象に残ったのは、マサニーさん自身が「幸運やタイミングに助けられた部分もある」と正直に書かれていることでした。
でも、その運を掴めたのは、行動し続けた結果なんだと思います。
「チャンスがあれば行動する」
言葉にすると当たり前のようですが、これができる人とできない人の差が、長い目で見て大きな差になる——そう感じさせてくれる一冊でした。
こんな方におすすめ
- 難しい投資本に疲れて、漫画で息抜きしながら学びたい方
- インデックス投資で資産を築いた人のリアルな物語を読みたい方
- 「行動する勇気」がほしい方
📘 インデックス投資一択で億り人(マサニー)
7. JUST KEEP BUYING(ニック・マジューリー)
インデックス投資の王道中の王道。
タイトルそのまま「とにかく買い続けろ」というメッセージの本です。
この本を読んで、「インデックスファンドをひたすら買い続けることが最強の投資戦略だ」と改めて確認できました。
面白かったのは、最速で目標額に達するには「一括投資」が合理的だと推奨しつつ、暴落を恐れず高値でも買い続ける「時間と労力」の重要性を強調している点です。
実は私、新NISAでは年初に一括で投資する方針をとっています。
「高値のときに一括で買って大丈夫なのか」という不安があったのですが、この本で「年初一括も決して間違いではない」ことを再確認できました。
暴落を待って買おうとすると、たいてい買えません。
だったら今日買う、という当たり前のことをデータで裏付けてくれる一冊です。

高いときに買うのって、どうしても躊躇しちゃうんだよ…

その『躊躇』が機会損失を生むって、この本は数字で証明してくれていますよ。
こんな方におすすめ
- インデックス投資の「続けるモチベーション」がほしい方
- 一括投資 vs 積立投資で迷っている方
- 暴落時に買い続ける勇気がほしい方
📘 JUST KEEP BUYING(ニック・マジューリー)
※ 年初一括投資と新NISAクレカ積立の具体的な戦略は、50代のインデックス投資ブログ|高配当株×NISAの二刀流で詳しく書いています。気になる方はあわせてどうぞ。
実践編の4冊を読み終えた頃には、「自分はどんな投資スタイルで退職後のお金を守っていくか」という輪郭が見えてくると思います。
配当株の安心感を取るのか、インデックス投資のシンプルさを取るのか、それとも両方をバランスよく組み合わせるのか——
正解は人それぞれですが、どの道を選ぶにしても、この4冊が背中を押してくれるはずです。
次の【STEP3】では、ここまでとは少し毛色の違う、「お金の使い方」と「生き方」の3冊を紹介します。
実は私が退職を決断する上で、最後のひと押しになってくれたのは、このSTEP3の本たちでした。
【STEP3】マインド:退職後の生き方とお金の使い方の3冊
ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。
【STEP3】は、これまでとは少し毛色の違う3冊です。
投資の技術を学ぶというより、「お金を何のために貯めるのか」「自分の人生をどう生きたいのか」を静かに問いかけてくれる本たち。
正直に言うと、私が退職を最後に決断できたのは、この3冊に背中を押してもらえたからかもしれません。

マインドの本って、なんか胡散臭く感じちゃうんだけど…

この3冊は精神論じゃなくて、ちゃんと数字やデータで語ってくれますよ。だから50代の私たちにも響くんです。
8. FIRE 最強の早期リタイア術(クリスティー・シェン)
「FIREってどうやったらできるんだろう?」
そんな素朴な興味から手に取った一冊です。
著者のクリスティー・シェンさんは、もともと貧困層の出身。
特別な才能があったわけでも、高収入だったわけでもありません。
それでも彼女がFIREを達成できたのは、「稼いで、節約して、節約した分をインデックス投資する」という、地に足のついた方法を徹底したからでした。
この本で紹介されている代表的な考え方が、いわゆる「4%ルール」です。
年間の支出額の25倍を貯蓄し、その貯蓄を運用して、利回りで支出をまかなっていく。
たとえば年間300万円で暮らすなら、7,500万円。
数字だけ見ると大きく感じますが、「退職後に必要な金額を逆算する」という視点を持てたのは、私にとって大きな転換点でした。
50代で読むと、若い人とは少し違った響き方をします。
「ゼロから始めてFIREを目指す」のではなく、「これまで積み上げてきたものをどう活かすか」という視点で読めるからです。
こんな方におすすめ
- 退職後の生活費を数字で具体化したい方
- 「いくらあれば大丈夫なのか」の基準を知りたい方
- 地に足のついたFIRE論を読みたい方
📘 FIRE 最強の早期リタイア術(クリスティー・シェン)
9. DIE WITH ZERO(ビル・パーキンス)
「ゼロで死ね」という、なんとも挑発的なタイトル。
気になってつい手に取ってしまいました。
結論から言うと、この本は私の中にあった「投資家の悪い癖」を突きつけてくる一冊でした。
投資を続けていると、目標金額に達してもなぜか満足できない自分がいます。
「あともう少し」「もうちょっと増やしてから」——そうやってお金を使うのがもったいなく感じてしまうのです。
でも、著者のビル・パーキンスさんは言います。
「健康なうちに、自分の人生のために、資産ゼロになるまでしっかりと使うべきだ」と。
お金は手段であって、目的ではない。
貯めることばかりに夢中になって、人生の本当にやりたいことを先送りにしていないか——そんな問いを投げかけてくれる本です。
正直、そこまで堂々と使い切れる自信は、まだありません。
それでも、この本を読んだことで「貯めるだけの投資」から「使うための投資」に少しずつ意識が変わってきた気がします。
こんな方におすすめ
- 貯めることばかり考えて、お金を使うのが苦手な方
- 退職後のお金の「使い方」の哲学を学びたい方
- 「人生で本当にやりたいこと」に向き合いたい方
📘 DIE WITH ZERO(ビル・パーキンス)
10. QUITTING やめる力(ジュリア・ケラー)
退職を意識しはじめてから、本屋で目に留まった一冊です。
タイトルの「やめる力」というフレーズに、思わず手が伸びました。
日本では「石の上にも三年」「諦めない」「続けることが美徳」——そんな価値観の中で私たちは育ってきました。
「やめる」という言葉には、どこかネガティブな響きがつきまといます。
でも、この本は「やめること」を肯定的に描いてくれます。
やめることは、逃げることではなく、次のステージに進むための主体的な選択であると。
読み進めながら、本の中で語られる「やめる」の意味を自分の状況に置き換えていました。
そして、こう思えたのです。
自分の心に従って決めればいい。
退職を決める上で、最後の背中を押してくれた一冊です。
同じように「やめていいのか迷っている」方には、ぜひ手に取ってほしい本です。

やめるって、逃げるみたいで罪悪感があるんだよね…

この本を読めば、やめることは前に進むための選択だってわかりますよ。背中を押してもらいたいときに、また読み返したくなる一冊です。
こんな方におすすめ
- 退職やキャリアチェンジを迷っている方
- 「続けることが正義」という思い込みから抜け出したい方
- 自分の選択に自信を持ちたい方
📘 QUITTING やめる力(ジュリア・ケラー)
マインドの3冊は、投資の本というよりも、「人生をどう生きるか」を考えさせてくれる本たちでした。
FIREで退職後の生活を数字で描き、DIE WITH ZEROでお金の使い方の哲学を学び、QUITTINGで「やめる」という選択を肯定してもらう——
この3冊を読み終えた頃、私の中で「退職」という選択肢が、ぼんやりとした不安から、具体的な決意に変わっていました。
10冊読んでわかった「3つの共通点」
10冊の投資本を読み終えて、私なりに気づいたことがあります。
著者もジャンルもバラバラなのに、なぜかどの本にも共通している「3つの軸」があったのです。
共通点1:手数料を軽視する本は1冊もなかった
インデックス派も、配当株派も、FIRE派も、全員が口を揃えて「手数料は静かに資産を削っていく」と書いていました。
年利1%の手数料は、20年積み立てれば数百万円の差になります。
地味な話ですが、「どの本を読んでも必ず出てくる」というのは、それだけ本質的な話なんだろうと受け止めました。
共通点2:どの本も「長期」を前提にしていた
短期で儲ける話を前面に出している本は、今回の10冊には1冊も含まれていません。
どの著者も「10年・20年・30年という時間を味方につける」という前提で書いていました。
50代から始めるなら時間が足りないのでは——と最初は思いましたが、人生100年時代の今、50代でもまだ30〜40年の時間軸があります。
この事実に気づけたのは、10冊読んだからこその収穫です。
共通点3:著者が「読者の後悔しない生き方」を語っていた
これが一番驚いたことです。
投資本というと「儲け方を教えてくれる本」だと思っていましたが、10冊とも、最終的には「読者が後悔しない人生を送るために、お金とどう付き合うか」という話に行き着いていました。
儲けることが目的ではなく、後悔しない生き方のための手段としてお金を扱う——この価値観が10冊に共通していたからこそ、私はどの本も心地よく読めたのだと思います。
もし今、最初の1冊を選ぶなら——「知識の土台」と「決断の背中押し」
10冊を読み終えて、退職を決断できた今、あらためて振り返ってみると、私の退職という選択を支えてくれたのは、実は2冊の本でした。
1冊目と、10冊目。
物語でいうと「起点」と「決着」の2冊です。
知識の土台をつくってくれた1冊目:お金の大学
不安の正体は、たいてい「わからないこと」です。
お金の全体像がわからないから、将来が見えない。
将来が見えないから、退職なんて怖くて考えられない。
「お金の大学」は、その「わからない」を「わかる」に変えてくれた本でした。
家計管理・投資・保険・税金——お金にまつわる5つの力を体系的に教えてくれたおかげで、将来のお金に対する展望がようやく見えたのです。
退職してもなんとかやっていけるかもしれない——そう思えたのは、この本で知識武装ができたからです。
土台がなければ、そもそも退職を検討することすらできませんでした。
最後の背中を押してくれた10冊目:QUITTING やめる力
知識で「なんとかなる」と頭でわかっていても、最後の一歩が踏み出せない——そんな時期が長く続きました。
「続けることが美徳」という刷り込みは、想像以上に根深いものです。
やめることに対する罪悪感が、ずっと私の背中にぶら下がっていました。
そんなときに出会ったのが「QUITTING やめる力」です。
やめることは逃げることではなく、次のステージに進むための主体的な選択——その視点を本の中で受け取ったとき、ようやく「自分の心に従って決めればいい」と思えたのです。
知識で不安を減らし、覚悟で一歩を踏み出す
この2冊は、役割がまったく違います。
- 「お金の大学」は、数字と知識で不安を減らしてくれた本
- 「QUITTING」は、気持ちと覚悟で一歩を踏み出させてくれた本
知識だけあっても動けないし、覚悟だけあっても無謀になる。
不安を減らすための土台(お金の大学)と、最後の一歩を踏み出すための背中押し(QUITTING)。
この両輪が揃ったとき、私は「不安9割・ワクワク1割」で退職を決めることができました。

数字で不安が減らないと、動けないよ…

数字で土台を作って、最後は気持ちで踏み出すんです。1冊目と10冊目がその両輪でしたね。
もし今、「最初にどれか1冊だけ」と聞かれたら、私は迷わず「お金の大学」と答えます。
土台がなければ、その先の9冊の価値もわからないからです。
そして、もし「退職を迷っている」方がいたら、10冊目の「QUITTING」をそっと渡したいと思います。
まとめ:読書が変えてくれたこと
10冊の投資本を読んで、私の中で変わったことを3つに整理します。
- お金の不安の「輪郭」が見えた——漠然とした不安が、「何に対してどれくらい不安なのか」という具体的な形に変わりました。輪郭が見えれば、対処もできます。
- 投資のスタイルが定まった——インデックス中心・配当株少々、という自分に合うスタイルを、10冊の本をベースに選び取れました。迷いが減ると、継続もしやすくなります。
- 退職という選択に、納得感が生まれた——「なんとなく」ではなく「ここまで考えた上で選んだ」と言える状態で退職日を迎えられたのは、10冊の本が背中を押してくれたからです。
読書には、YouTubeやSNSにはない「自分のペースで考える時間」があります。
50代で退職を迷っている方、新NISAを始めたいけれど何から手をつければいいかわからない方——まずは気になった1冊から、手に取ってみていただけたら嬉しいです。

10冊全部読むのは大変そうだよ…

まずは『お金の大学』から1冊だけ、で十分です。景色が変わったら、次の1冊を選べばいいんですよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
10冊のどれかが、あなたの不安を少しでも軽くしてくれたら——そして、あなたの「自分の心に従った一歩」を後押ししてくれたら、この記事を書いた意味がある気がします。
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- 👉 50代のインデックス投資ブログ|高配当株×NISAの二刀流
——10冊の本から私が選び取った具体的な投資スタイル - 👉 退職1年目のお金の戦略|健康保険・ふるさと納税・年金免除
——本で学んだことをどう退職後の生活に活かしたか - 👉 退職を見据えて固定費を月▲約9万円削りました
——「お金の大学」で学んだ固定費見直しの実践編

