FP3級を取ろうと思ったきっかけはこちら
50代がFP3級を取ろうと思ったきっかけ|相続・傷病手当金・投資に役立った話
はじめに
この記事は、50代でFP3級に挑戦しようか迷っている方に向けて書いています。
「今からでも間に合うのか」「独学でいけるのか」
当時の私と同じように不安を感じている方へ向けて書いています。
退職を考え始めたとき、自分のお金の知識のなさに愕然としました😅
健康保険の仕組みも、年金の計算方法も、相続のことも——何十年も働いてきたのに、基本的なことが全然わかっていなかった。
「これはまずい。ちゃんと勉強しなければ」
そう思って手を伸ばしたのが、FP3級(ファイナンシャル・プランニング技能士3級)の資格でした。
※この記事は、私自身がFP3級を学んだ体験の記録です。FP3級はお金の基礎的な知識で、個別の投資や制度の判断についてアドバイスするものではありません。投資・保険・年金・税金などの判断は、ご自身の状況に合わせて、必要に応じて専門家にご確認ください。
結果は3〜4ヶ月の独学で合格できました。何より大きかったのは、退職前後に必要な健康保険・年金・税金・相続のお金の基礎が、自分の言葉で理解できるようになったことです。この記事では、私がやった学び方と試験当日のリアルをそのままお伝えします。

50代で資格勉強って、正直「今さら?」という気持ちもありました…

私の場合は、FP3級は独学でも取り組めました。お金の知識が整理されたのが、一番の収穫でした。
第1章|なぜFP3級を取ろうと思ったのか
きっかけは「相続」と「お金の不安」
FP3級を目指したきっかけは2つありました。
1つ目は相続の問題です。親の財産をどう整理するか、手続きはどうすればいいのか——実際に直面してみると、何も知らない自分に気づきました。
2つ目は退職後のお金への不安です。傷病手当金、健康保険、国民年金、住民税……退職を考え始めてから、知らなければいけないお金の知識が山ほど出てきた。「体系的に学べる資格があるなら取ってしまおう」と思ったのがFP3級でした。

試験当日は緊張しすぎて、ちゃんと実力が出せるか心配でした

私は試験形式に慣れておいて助かりました。過去問を繰り返したら、当日の流れが掴めた気がします。
FP3級で学べること
FP3級は、お金に関する幅広い知識を体系的に学べる資格です。主な学習範囲はこちら。
| 科目 | 内容 |
|---|---|
| ライフプランニング | 社会保険・年金・退職金など |
| リスク管理 | 生命保険・損害保険など |
| 金融資産運用 | 株式・投資信託・NISAなど |
| タックスプランニング | 所得税・住民税など |
| 不動産 | 取得・運用・税金など |
| 相続・事業承継 | 相続税・贈与税など |
退職前後に必要な知識がほぼ網羅されています。「退職する前に取っておけばよかった」と思うくらい、実生活に直結する内容でした💡
FP3級の受験料・費用・合格率(50代の実績)
「FP3級ってお金はどれくらいかかる?」「本当に独学で受かる?」——始める前に一番気になる点をまとめておきます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受験料(学科) | 4,000円(税込) |
| 受験料(実技) | 4,500円(税込) |
| テキスト・問題集代 | 3,000〜4,000円程度 |
| 合計(目安) | 11,000〜12,500円程度 |
| 合格率(学科) | 70%前後(比較的高い) |
| 合格率(実技) | 80%前後 |
| 受験資格 | なし(誰でも受験可能) |
受験資格は不要。年齢制限もなく、誕生日に関係なく誰でも受けられます。受験料は学科と実技をあわせて8,000円で、別途、教材費などがかかりました。退職前後のお金の不安を減らすための学びとして、納得して取り組みました。合格率は学科7割、実技8割と比較的高く、しっかり勉強すれば十分届く部類の試験です。
私の場合は、無理のないペースで取り組み、結果として学科・実技とも合格できました。
第2章|在職中の学び直しで工夫したこと
使ったのはこの2冊だけ
① 滝澤ななみさんのテキストと問題集
テキストはいくつか比較しましたが、滝澤ななみさんの本がわかりやすさと情報量のバランスが抜群でした。説明が丁寧で、はじめてFPを勉強する人でも読み進めやすいです。
私が実際に使ったのは、滝澤ななみさんの『みんなが欲しかった!FP3級』のテキストと問題集の2冊です。
当時は2024年版を使って勉強しましたが、現在は最新版が出ています。
これから購入する方は、新しい版を選んでおけば安心です。
② 過去問をひたすら解く
テキストを一通り読んだあとは、ひたすら過去問を繰り返しました。FP3級は過去問の類似問題が多く出題されるため、過去問の反復が合格への近道です。
私の場合、過去問は同じシリーズで繰り返し解きました。
問題の傾向に慣れることで、得点が安定してきた感覚があります。
問題集も同じ『みんなが欲しかった!FP3級』シリーズを使い、繰り返し解きました。
勉強時間の確保が一番の壁だった
在職中に勉強したので、時間の確保が一番大変でした💦
仕事が終わって帰宅してから勉強する気力はなかなか出ない。そこで活用したのが通勤時間です。
電車の中でテキストを読む、過去問を解く——これを毎日続けました。まとまった時間がなくても、スキマ時間を積み重ねれば3〜4ヶ月で十分な勉強量になります。
私の勉強スタイルはこんな感じでした。
| タイミング | 内容 |
|---|---|
| 通勤時間(行き) | テキストを読む |
| 通勤時間(帰り) | 過去問を解く |
| 休日の朝 | 苦手分野の復習 |
「毎日少しずつ」が、50代の独学には一番合っていると感じました😊
第3章|試験当日のリアル
FP3級はPCで受験する
FP3級はCBT方式(コンピューター受験)です。テストセンターに行き、PCの画面を見ながらマウスでクリックして回答します。
試験会場では他の資格試験を受けている方も同じ部屋にいます。静まり返った室内に響くのは、マウスのクリック音だけ。😄
なんとも独特の緊張感でしたが、「これだけ過去問をやってきた」という手応えがあったので、落ち着いて臨めました。学科試験では「あ、これ過去問で出たやつだ」という問題が何度も出てきて、過去問反復の効果を実感しました。
学科試験と実技試験の両方がある
FP3級の試験は学科試験と実技試験の2つがあります。両方合格して初めてFP3級取得となります。
- 学科試験:○×問題と三答択一問題、合計60問
- 実技試験:事例形式の問題
どちらも合格基準は6割以上。難易度は高くなく、しっかり過去問をこなせば十分届く水準です。
結果は70点ギリギリ合格!
正直に言うと、点数はギリギリの70点でした😅
でも、これで十分です。
「受かっちゃえば一緒なんだもん」
資格試験なんてそういうものです(笑)満点を目指す必要はない。合格ラインを超えることだけを目標にすれば、必要以上にプレッシャーをかけずに取り組めます。
第4章|FP3級を取って良かったこと
退職後の手続きが「わかる」ようになった
FP3級を勉強していたおかげで、退職後の手続きがスムーズに理解できました。
- 任意継続と国民健康保険の違いが理解できていた
- 傷病手当金の仕組みを知っていた
- 住民税が翌年請求になる理由がわかっていた
「なんとなく不安」から「仕組みを理解した上で対処する」に変わるだけで、心理的な安心感が全然違います💡
投資の判断にも役立っている
NISAや高配当株への理解も、FPの勉強があったから深まりました。税制優遇の仕組みや配当課税の扱いなど、投資判断に必要な知識がFP3級の範囲に含まれています。
FP3級で得た知識は、テキストの中だけで終わりませんでした。退職後の実生活に、そのまま直結しています。
FP3で知った制度・知識が実際に役立った場面
傷病手当金の仕組みをFP3で初めて知りました。退職後も受け取れる条件や申請の流れを事前に把握できていたことが、その後とても役立ちました。
→ 退職後の傷病手当金|申請から受給まで50代の体験談まとめ
FP3の相続分野の知識が、両親の数次相続手続きを専門家なしで乗り越える力になりました。
→ 数次相続をe-Taxで自力申告するまでの流れ
NISAや高配当株の税制優遇の仕組みをFP3で理解したことで、インデックス投資を自信を持ってスタートできました。
→ 50代がインデックス投資を始めた理由|兄の一言と不安だらけだった当時の気持ち
FP3級・よくある質問(FAQ)
Q. 50代でもFP3級は取れますか?
A. 取れます。受験資格はなく、年齢制限もありません。私自身、50代から働きながら学んでみて、生活に近いお金の基礎を学ぶ入口として取り組みやすい資格だと感じました。学習時間には個人差があるため、無理のないペースで準備するのが安心です。
Q. 50代でも学習時間は確保できますか?
A. 私の場合は通勤時間などのスキマ時間を中心に、3〜4か月ほど続けました。働きながらでも、無理のないペースで学べる範囲だと感じます。
Q. 独学と通信講座、どちらが良いですか?
A. 私の場合は、目的が「FP3級合格」だけだったので独学で取り組みました。テキストと過去問の繰り返しで、私は合格までたどり着けました。一方、「お金の知識を体系的に学びたい」「短い期間で集中して学びたい」という方は通信講座の方が効率的です。スタディングなどのWeb講座を利用する方法もあります。
Q. FP3級を取って仕事に役立ちますか?
A. 就職目的ではなく、「自分の生活を守るための知識」として非常に役立ちます。傷病手当金・年金・相続・投資の知識が身につき、退職後の手続きや将来の資産形成に直結します。傷病手当金や任意継続など「知っていると得をする制度」を事前に把握できたのは、FP3の勉強のおかげです。
まとめ|お金の不安を減らすための学び直しでした
FP3級で学んだのは、退職前後に必要な健康保険・年金・税金・相続・投資の基礎です。
同じように「お金の知識がない」と感じている50代の方には、自分のための学び直しとして検討してみる価値があると感じています。
私の勉強法まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 勉強期間 | 3〜4ヶ月 |
| 使ったもの | 滝澤ななみさんの問題集+過去問 |
| 勉強場所 | 主に通勤時間(スキマ時間活用) |
| 試験形式 | CBT方式(PC受験) |
| 試験結果 | 70点で合格😄 |
「50代からの学び直しでも遅くない」——FP3級の学習を通じて、そう感じることができました。
お金の不安は、基礎知識を持つことでかなり整理されます。同じように不安を感じている方の参考になれば幸いです。
FP3級と並行して、お金の不安を減らすために読んだ投資本10冊もこちらでまとめています。
→ 50代退職前後に読んだ投資本10冊|初心者〜実践〜生き方はこちら
勉強で使ったFP3級テキスト・問題集
最初は「独学でいけるのか」と不安でした。
私の場合はテキスト1冊+問題集1冊で進めることができました。
独学でも、テキストと問題集の2冊があれば十分に合格を狙えると感じました。
👉 私が会社を辞める決断に至ったリアルな体験はこちらにまとめています。
退職後のお金の運用戦略については、こちらの記事でまとめています。
→ 50代退職の投資戦略|高配当株22銘柄×インデックス二刀流で年132万配当【体験談】


