【先に結論】退職前、わが家は平常月の生活費を月25万円前後で考えていました。これは住民税・健康保険料・国民年金など、時期によって発生する大きな支出をすべて含めた数字ではありません。退職直前3か月の実績は平均約30万円でした。退職後に実際にかかった税金や社会保険料は、50代・退職1年目のお金はいくら?生活費・健康保険・国民年金・住民税のリアルにまとめています。
退職を考え始めたとき、いちばん怖かったのは「辞めたあと、毎月いくらあれば暮らせるのか」が見えないことでした。
会社員のころは、毎月の給料が入ってくるのが当たり前でした。
でも退職後は、それがなくなります。
そんな不安から、私は退職の約2年前からマネーフォワードMEで家計管理を始めました。
支出を見える化したことで、「退職後もなんとかいけるかもしれない」と少しずつ思えるようになりました。
ただ、そこはやはり「不安9割おじさん」です。
数字で見えても、不安がゼロになるわけではありませんでした。
退職直前3か月に実際いくら使ったか、月25万円の想定との差は、こちらにまとめています。

この記事では、50代で退職した私が、
- 生活費をどう見積もったか
- 月25万円という目安をどう考えたか
- 支出の見える化がどれだけ役立ったか
を、できるだけリアルにまとめます。
※この記事の金額は、あくまでわが家の場合の目安です。必要な生活費は、家族構成・住んでいる地域・持ち家か賃貸かなどによって大きく変わります。ご自身の家計に合わせて、無理のない範囲で考える参考にしていただければと思います。
結論:わが家は「月25万円前後」をひとつの目安にしました
わが家では、退職後の生活費を考えるうえで、まず月25万円前後をひとつの目安にしました。
もちろん家庭によって違います。
ただ、私の場合は、
- 住宅ローンは完済
- 妻にも収入がある
- 高配当株からの配当収入もある
という状況だったので、まずは月25万円くらいで生活できるかを軸に考えました。
この「まず基準をひとつ置く」という作業が、思った以上に大きかったです。
不安は消えなくても、数字で見えるだけで少し落ち着けます。
退職前にいちばん不安だったのは「生活費」より「見えない支出」でした
実際に怖かったのは、食費や日用品そのものよりも、
むしろ退職後に増えるかもしれない見えない支出でした。
たとえば、
- 任意継続の健康保険料
- 住民税
- 国民年金
- 通院費
- 予想外の出費
このあたりです。
会社員のときは給与天引きであまり意識していなかったものが、
退職後は全部自分ごとになります。
だからこそ、単純に「生活費はいくらか」だけでなく、
退職後に自分で払うお金まで含めて考える必要があると感じました。
マネーフォワードMEで支出を見える化して、少しだけ前に進めました
私は退職の約2年前から、マネーフォワードMEで家計管理をしていました。
最初は何となく不安だから始めた面もあります。
でも、実際に毎月の支出を見える化していくと、少しずつ気持ちが変わってきました。
「辞めたら終わり」ではなく、
「ちゃんと把握すれば、何とかやっていけるかもしれない」
と思えるようになったのです。
支出を見える化するのにいちばん役立ったのは、マネーフォワードMEで月ごとの支出カテゴリを継続して記録することでした。
最初は「なんとなく」でも、3か月続けると傾向が見えてきます。
とはいえ、不安がなくなったわけではありません。
そこはもう、不安9割おじさんです。
数字を見ても、将来のことを考えるとやっぱり怖い。
でも、何も見えないまま不安になるのと、数字を見たうえで不安になるのとでは大違いでした。
わが家の生活費はざっくりこのくらいを想定しました
細かく完璧に分けたわけではありませんが、退職後に考えた生活費はだいたい次のようなイメージです。
- 食費
- 日用品
- 水道光熱費
- 通信費
- 医療費
- 保険料
- 雑費
- ちょっとした交際費
ここに時期によって、
- 住民税
- 健康保険料
- 国民年金
- 突発的な出費
が上乗せされます。
そのため、毎月ぴったり25万円というより、
平常月は25万円前後、住民税や健康保険料などが重なる月はこれを超えるという想定でした。
退職前に考えていた費目別の目安
退職前に、平常月の生活費を費目ごとにざっくり見積もったのが次の表です。
| 費目 | 月額目安 |
|---|---|
| 食費(外食含む) | 4〜6万円 |
| 水道光熱費 | 1.5〜2万円 |
| 通信費 | 0.5〜1万円 |
| 保険料 | 1〜2万円 |
| 医療費・日用品等 | 1〜2万円 |
| その他・予備費 | 3〜5万円 |
この表とは別に、住民税・健康保険料・国民年金などの年単位の支出を見込んでいました。実際にいくらかかったかは、冒頭の【先に結論】で紹介した記事にまとめています。
わが家では、妻の収入と配当収入が支えでした
退職後の生活費を考えるうえで、わが家では妻の収入と配当収入が大きな支えになりました。
最初は「会社を辞めたら無収入になる」という感覚が強かったのですが、
実際には、
- 妻の収入
- 高配当株の配当金
- 手元の現金
など、家計全体で見ると支えは複数ありました。
ここを整理できたことで、ようやく現実的に考えられるようになった気がします。
それでも月25万円を超える月は、確実にあると思っています
正直に言えば、月25万円はあくまで「目安」です。
住民税の支払いが重なる月、健康保険料がかかる月、予想外の医療費が発生した月。
そういうタイミングは、25万円を確実に超えます。
だからこそ、平常月の目安とは別に、こうした月の支出も見込んでおくことにしました。
固定費が重なる月を事前に把握しておくだけでも、焦りはかなり違います。
退職後の生活費を考えるときにやってよかったこと
振り返ると、次のことが特に役に立ちました。
① 支出を先に見える化したこと
「いくらもらえるか」より「いくら必要か」を把握するのが先でした。
退職前から記録し続けたことが、退職後の安心感につながりました。
② 「見えない支出」まで含めて計算したこと
住民税・健康保険料・国民年金は、退職後に急に意識することになりがちです。
退職前から把握しておくだけで、かなり心構えが変わります。
③ 家計全体で支えを確認したこと
自分一人の収入がなくなっても、家計全体で見ると妻の収入・配当・現金がありました。
「自分の収入=生活費」という見方をやめたことで、現実的に考えられるようになりました。
④ 月の目安をひとつ決めたこと
月25万円という数字は「完璧な答え」ではありません。
でも、「まず基準を置く」ことで、不安が少し整理できました。
なお、退職前は、ふるさと納税で天然水やティッシュ、トイレットペーパーなどの日用品を選んでいました。退職した2026年分は、上限額を安全に判断しきれなかったため見送っています(退職した年もふるさと納税していい?上限の考え方と、私が2026年は見送った理由)。
まとめ:不安は消えない。でも数字にすると少し前へ進める
50代退職後の生活費は、家庭によって違います。
ただ、私の場合は月25万円前後をひとつの目安にして考えることで、不安をかなり整理できました。
大事だったのは、
- 支出を見える化すること
- 退職後に自分で払うお金まで含めて考えること
- 家計全体で支えを確認すること
でした。
不安9割でも、数字にしてみると少し前に進めます。
同じように退職後のお金が怖い方の参考になれば嬉しいです。
退職直前3か月に実際いくら使ったか、リアルな数字はこちらにまとめています。
▶ 50代・退職直前3か月の生活費リアル|月25万円想定と平均30万円の実績
▶︎ 生活費だけでなく、退職前に感じていた「お金の不安9割」のリアルはこちらにまとめています
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退職1年目に実際にかかった健康保険料・住民税・国民年金などは、こちらにまとめています。


