はじめに
3月31日に退職しました。
退職の余韻に浸る間もなく、翌4月1日には心療内科へ飛び込みました。
傷病手当金の申請書に記入してもらうために。
「よし、動いた。完璧だ」
そう思っていた私に、先生から一言。
「4月分は、4月30日以降でないと書けませんよ」
……ズコー。
椅子から滑り落ちそうになりました。
【先に結論】退職翌日の受診で4月分を書いてもらえなかったのは、4月がまだ始まったばかりで、証明してもらう期間が過ぎていなかったからです。その日に書いてもらえたのは、在職中に休んでいた3月下旬の分でした。同じ状況になったときに次にやることは、記事の最後にまとめています。
第1章|「それはまだ書けません」事件
私が持参した申請書には、「4月1日〜4月30日」の期間で申請しようとしていました。
退職後すぐに動けた自分を褒めていたのに、先生に静かに止められました。
医師に書いてもらえるのは、すでに過ぎた期間の分だけでした。4月1日の時点では、4月分はまだ始まったばかりです。
知りませんでした。これまで何度もAIに確認しながら準備してきたのに、ここにきて一番焦る状況になりました😅
申請書そのものも、申請する期間が過ぎてから提出するのが基本の流れです。このブログで「事後申請」と呼んでいるのは、この流れのことです。協会けんぽの記入例にも「この申請書は、申請期間が経過する前に提出することはできません。」と書かれています。
(出典:協会けんぽ「傷病手当金支給申請書(手書き用)記入例」。2026年9月11日に確認しました)
私の場合は、4月分・5月分と、1か月ごとに区切って申請しました。
第2章|3月下旬の分なら書いてもらえた
「ではどうすれば……」と困っていたところ、先生と相談して、退職日までの3月下旬の分を書いてもらうことになりました。
退職直前、有給休暇を取りながら就労不能の状態で休んでいた期間です。
その期間で第1回目の申請書を書いてもらうことができました。
ただし、ここで一つ注意点があります。
この期間は、会社では有給休暇扱いで、給与が支払われていました。
後日届いた支給決定通知書では、最初の3日間は待期期間、残りの日は給与が傷病手当金の額を上回ったため不支給となり、第1回申請の実際の支給額は0円でした。
実際に支給が始まったのは、退職翌日の4月1日からです。
傷病手当金を受け取れる期間(通算1年6ヶ月)は、申請した日ではなく、実際に支給が始まった日(支給開始日)から数えます。
私の場合の起点は、この4月1日です。
なお、退職後も受け取り続けるには条件があります。条件は傷病手当金とは?退職後も受け取れる条件を50代がわかりやすく解説にまとめています。
支給期間の数え方は、協会けんぽの説明を一般的な参考にしています(出典:協会けんぽ「傷病手当金」。2026年9月9日に確認しました)。
私が加入していたのは健康保険組合です。個別の扱いは、加入していた健康保険にご確認ください。
第3章|郵便局へ走った
申請書を書いてもらったその日のうちに、郵便局へ向かいました。
郵便で会社の担当部署宛に送りました。
退職の余韻?そんなものはありません。
4月1日は、ただただ走り回った1日でした😅
封筒を投函したときだけ、少しだけほっとしました。
まとめ|同じ状況になったら、次にやること
退職翌日に受診して「まだ書けない」と言われたときに、私の経験から言える次の動き方です。
- 退職翌日に受診したら、すでに過ぎた休業期間の分を書いてもらう(私の場合は、在職中に休んでいた3月下旬の分でした)
- 退職後の分は、その期間が過ぎてから受診して書いてもらい、申請する(私は4月分・5月分と、1か月ごとに区切りました)
- 有給休暇で給与が出ていた期間は、傷病手当金と調整されることを知っておく(私の第1回は、待期3日と給与との調整で支給額0円でした)
- 提出先や、会社を経由するかどうかを、加入していた健康保険や会社の担当部署に確認する(在職中の期間を含むか、退職後の期間だけかで変わることがあります)
- 退職後も受け取り続けるための条件を、下の関連記事で確認しておく
「知っているか知っていないか」だけで、こんなに焦り方が変わる手続きだと実感しました。
その後の申請と支給の流れは、こちらにまとめています。
▶︎ 退職後の傷病手当金|申請から受給まで50代の体験談まとめ
関連記事
傷病手当金の制度や、退職後も受け取れる条件を詳しく知りたい方はこちら
▶︎ 傷病手当金とは?退職後も受け取れる条件を50代がわかりやすく解説
退職前にやるべき準備や、失敗しない進め方を知りたい方はこちら
▶︎ 退職前にこれをやっておくと万全|傷病手当金の申請準備まとめ
この出来事を含む、退職後10日間の流れをまとめて読みたい方はこちら
▶︎ 退職後10日間のリアル|傷病手当金申請と任意継続の約60万円振り込みで疲れ果てた話
あわせてどうぞ
傷病手当金まわりの手続きとあわせて、退職前後の全体の流れを確認したい場合はこちらの記事もあわせてどうぞ。


