退職の記録は、どうしても「やったこと」の話になります。手続きをした、申請した、切り替えた。私もそう書いてきました。
でも振り返ってみると、迷っていたのは、やらなかったことのほうでした。
この記事には、退職の前後で私が手を出さなかったこと、出せなかったこと、まだやっていないことを7つ並べます。判断したのは退職の前後、振り返って書いているのは、それから半年近くがたった2026年9月時点です。
手続きのやり方は書きません。書くのは、なぜそうしたかと、いま(2026年9月時点)どうなっているかだけです。
先にお伝えします|7つは、同じ「やらなかった」ではありません
この記事でいちばん大事なのは、ここです。
7つのうち、自分の意思で見送ったのは4つだけです。残りは、そのときできなかったものと、まだやっていないものです。
| 種類 | 中身 | 件数 |
|---|---|---|
| A|自分で「やらない」と決めた | iDeCoの掛金/2026年のふるさと納税/保険の整理/AdSenseの再申請 | 4 |
| B|その時点ではできなかった | 国民年金の免除申請 | 1 |
| C|まだやっていない・時期を後ろへ送った | 失業手当/任意継続の2年目 | 2 |
「やらなくてよかった」という話ではありません。条件は人によって変わります。私がどう考えたかを、そのままお伝えするだけです。
A|自分で「やらない」と決めたこと
A-1|iDeCoの掛金を、出し続けなかった
なぜ:会社員のあいだは毎月の掛金を出していました。退職して収入の形が変わるなかで、積み立てを続けるより、いったん止めるほうを選びました。
そのとき:掛金を止めて「運用指図者」に切り替えました。申し込んだのが3月25日、完了の連絡が届いたのが4月16日です。
いま:運用指図者のままです。積み立ては止まっていますが、それまでに積み立てた分の運用は続いています。
退職したときにiDeCo側で何が必要だったかと、切り替えの流れは、別記事に書いています。

A-2|2026年のふるさと納税を、しなかった
なぜ:会社員のころは当たり前のようにやっていました。でも2026年は3月末で退職しています。収入の形が前年までとまったく変わりました。去年と同じ感覚でやっていいのか、そこが分かりませんでした。
そのとき:考えた末、自分の上限額を安全に判断しきれなかったので、2026年は見送ることにしました。
いま:2026年分は、見送ったままです。
上限額をどう考えて見送ったかは、別記事にまとめています。

A-3|貯蓄型の保険を、残さなかった
これは退職前の判断です。
なぜ:保険は「万が一のための備え」として複数入っていました。整理してみると、内容が重複していたり、貯蓄性の保険を惰性で続けていたりして、いまの自分の状況に合っていませんでした。
そのとき:掛け捨ての最低限だけを残し、貯蓄性のものと、退職後は必要のなくなるものを解約しました。保険料の合計は、月およそ20,000円から、およそ2,000円になりました。
いま:解約したままです。退職後に入り直したものはありません。
何を残して何を解約したかと、固定費全体の棚卸しは、退職前の記録にまとめています。

A-4|AdSenseの再申請を、続けなかった
これはブログの話です。
なぜ:このブログは何度も不承認になりました。通すことに時間を使い続けても、収益化そのものは前に進みません。もともとの目的はブログを収益化することで、AdSenseはそのための手段のひとつでした。目的と手段を切り分けた、というのがいちばん近い言い方です。
そのとき:優先順位を変えました。再申請よりも、まず記事を増やすことにしました。
いま:記事が82本になった2026年10月16日に、もう一度申請しました。10月24日に結果が届き、不承認でした(2026年10月26日追記)。
不承認のたびに何を見直したかは、別記事に書いています。

B|その時点では、できなかったこと
B-1|国民年金の免除申請を、出せなかった
これは「やらない」と決めたことではありません。
なぜ:私の場合は、免除申請に必要だと考えていた離職票が手元にそろわず、その時点では進めませんでした。
制度としてできなかったのではありません。ここは、はっきり分けて書いておきます。
そのとき:そのあとも出さないまま、最終的に見送っています。
いま:免除の申請は出していません。離職票を待つあいだに、2年分の保険料を前納しました。離職票が届いたのは、納め終わったあとでした。
離職票がいつ届き、そのあいだに何が止まったのかは、別記事に書いています。

C|まだやっていない・時期を後ろへ送ったこと
C-1|失業手当を、すぐには受け取らなかった
なぜ:退職後すぐに求職活動ができる状態ではありませんでした。
そのとき:すぐ受け取る手続きではなく、受給期間を延長する申請をしました。
いま:まだ受け取っていません。延長したままです。
窓口に持っていったものと、手続き後の流れはこちらです。

C-2|任意継続を、2年は続けない(予定)
なぜ:退職したとき、健康保険は任意継続を選びました。ただ、2年目の保険料と、国民健康保険にした場合の保険料を並べて比べておきたかったからです。
そのとき:2年目に入るときに切り替えるつもりで、自分の自治体の料率を使って試算しました。
いま:まだ切り替えていません。これからの予定です。
2年目に向けた国保の試算は、別記事にまとめています。

まとめ|「やらない」にも、それぞれ違う事情がありました
- 自分で決めて見送ったのは4つでした。iDeCoの掛金、2026年のふるさと納税、保険の整理、AdSenseの再申請です
- できなかったのは1つです。国民年金の免除申請は、離職票が手元にそろわず、その時点では進めませんでした。制度上できなかったのではありません
- まだやっていないのが2つです。失業手当と、任意継続の2年目です
- 7つとも正解だった、という話ではありません。やらない理由も、できなかった事情も、後ろへ送った判断も、それぞれ別のものでした
退職の前後に実際にやったことの時系列は、こちらにまとめています。

これから辞める方がやることを洗い出すなら、こちらです。

やらなかったことも含めて振り返ると、退職後は「何をするか」だけでなく「何をしないか」も、自分で決める場面が増えました。

